モラトリアムな日記
一週間前に起こったことがカレンダーを見ても思い出せない。そんなことが悲しくてエバーノートで日記を書き始めた。ほぼ毎日書いていて今では213日分も書いた。
日記を書いているからと言って特に大きく変わったことはない。文章が上手くなったわけでもない。
そもそも、日記はその日何が起こったかを思い出すために書き始めた。その目的を十分に果たしているのでそれ以上のことを求めるつもりはない。
それでも少しは何かの糧になっているような気がする。
日記には、その日何をして過ごしていたかを書いている。一日の最後にまとめて書くこともあれば、電車の移動中などの空き時間に書いたりもする。昼食に何を食べたか書いたり、その日観た映画の感想を書いたり、友人との飲み会について書いたりする。
これは性格だから仕方ないのかもしれないけど、私はかなり気分屋でやりたいことや、やりたくないことがコロコロ変わる。すごい元気な日もあれば、特に何もないのに落ち込む日もある。朝起きた時から、頭に霧がかったような感じで何もしたくない日もある。
日々の気分について、あまり誰かと語り合った記憶がないので、多くの人がどんな感じなのかはわからない。毎日気分が安定している人もいれば、不安定な人もいる。その不安定さを何とか安定させる方法などを経験則で日記に書き連ねているが、これが役立っているのかは、いまいち実感できない。
日記を書けば成長するとかいう記事をネットで見たような気がするけど、成長する人もいれば、成長しない人もいる。
そもそも、成長とは何なのか。私は正直、皆が言う成長という言葉の意味がよく分からなかった。
気になったので以前、厚切りジェイソンさんのラジオの質問コーナーで聞いてみたことがある。彼が言う事を端的にまとめると成長とは出来ないことが出来るようになる事だと言う。
厚切りジェイソンさんにラジオメッセージ送ったら答えてくれたよ!【Part2】 - ヒカリの日記
日記を続けていて出来るようになったと言えるようなことは特にない。
いや、考え方とか、なんか言葉にしにくいことだったり自分が気づいていないところで成長している部分はあるのかもしれない。
確か、このメッセージをもらった時は嬉しかった。そもそも、芸能人に質問に答えてもらえたこと自体、一般的に嬉しいことだと思う。
でも、その時の感情、「よっしゃ、頑張るぞ」みたいな気持ちがとにかく続かない。
一週間前にも、とにかくやりたいことを超スピードでやりまくってやるぜなんて意気込んだことを日記に書いたりしたんだけど、その気持ちが翌日まで持続した試しがない。
もっと色んなことをやってみたいと思っていた。先月は。
「もっと色んなことをやってみたい。それが、ただ世界に散らばる手垢のついた経験値を集めるだけだとしても。振り返った時はきっと充実感に溢れているだろう。でも、その充実感がまるで意味のないことだという見方を心の底から知ってしまったとしても、何も持たないまま無駄だと知るより、何かもったまま無駄だと知りたいんだ。そうすれば、きっと次の一手だって、すぐに見つかると思うから。」
って書いた。多分、これを書いたときは酔っていたか、疲れていたのだと思う。文章がだいぶ、詩的になっている。
頑張ろうとか、やってやろうとか、なんかいい気分になった時の気持ちが次の日まで続かない。でも、こうやって日記に書き留めておくと、その時の気持ちが少なからず蘇ってくる。それは良いことだと思う。
もっと自分のことを見つめなおすべきなのかもしれない。
とにかく、超スピードで色んなことを経験してみたいという欲求があるのだけど、こんな性格なもんで、なかなか思い通りにはいかない。それが、とにかくもどかしい。
自分の日々を客観的に見て面白いと思えないと感じている。今、そんな日々を送っている訳だけども、何とか面白くしたい。
自分の思っていることを整理しようと久しぶりにブログを書いたけど、結構整理できて良かった。
今、趣味で作っているものがあるんだけど、それがようやく完成しそう。
なんだかんだ、もどかしい気持ちを抱えながらも、どこかに向かって進んでいるのかもしれない。どこに向かっているのかわからないけども。どこに向かいたいのかも探すことが出来たらいいと思う。
以上、駄文でした。