【音楽】「第二理科室」はせつない【アルバム感想】
昨日ネットで購入したキネオラマの「第二理科室」というアルバムについて感想を書こうと思う。
キネオラマについては別の記事に書いた
アルバムとしては四作目になるのだろうか。詳細はわからないが。
曲数は全5曲。内4曲は2分以下の曲なので一般のアルバムと比べるとアルバム全体の時間としてはかなり短い方だろう。
一曲目から順に感想を書いていきたい。
1、「たのしい意識」
シンプルなピアノのメロディで始まったかと思えば突然のピー音でテンポを崩される。
Bメロで軽やかなピアノのメロディと絡み合いながら、めちゃんこ切ないサビへと移る。
個人的にこのサビがすごい好き。物語の終わりのような終末感が心地よい。
力が抜け諦念を感じる。
そこからまたAメロに戻るといった感じ。これが一曲目とは面白いと思う。
2「操行ゼロ(どうして彼は喫煙家になったか)」
ユリイカって何だ!?
ドラムが入った!ってのがまず驚いた。恐らく発表された中でこの曲が始めてドラムが入った曲じゃなかろうか。
全体的にテンポよくメロディも軽やか。
ドラムのブレイクも効果的に使われていたと思う。若干くどいかもしれないが
ただやはり曲の時間が短いのでもう少し長いバージョンで聴きたい。
なおこの曲はサウンドクラウドで公開されている。
操行ゼロ by kineorama | Free Listening on SoundCloud
3「2999年の夏休み」
このアルバムの中では一番曲の時間が長い。といっても3分17秒である。
エレクトリックピアノだろうか。ふわふわとしたメロディが特徴的で彼女の甘い声とマッチしていると思う。またタイトルにもあるように2999年という果てしなく遠い未来の時間間隔も感じることができる。
ずっとリピートしていたくなる曲だ。
4「孵りの会」
ピアノのメロディ自体は以前に発表された「あいつの脳外」を少しアレンジした感じだ。
過去の曲のメロディを使うとなるとどうしても新鮮味が失われるので少し残念である。
歌ではなくどちらかというと朗読のような感じである。
途中で「あやまってください」と連呼されるところが狂気でやたら恐怖感を感じる。
学校の怪談のような雰囲気を感じる。学校の怪談見たことないけど。
江戸川乱歩のような感じかな。江戸川乱歩も読んだことないけど。
5「援護しろ、私は準備室の様子を見てくる」
この曲はよくわからない感じだ。ファミコンゲームみたいなレトロを彷彿するメロディで始まったかと思うと、それ以降碌なメロディはなく逆再生された音のようなものの連続。
正直何を表しているかまったく不明。
まとめ
最初の三曲はメロディもしっかりしており素晴らしかった。
ただ後半の二曲は、あまり私の好みではなかった。
謎に包まれているイメージだが、曲を発表するペース速い方だと思うので、ますます期待したい。
キネオラマの他の記事